近年、日本でも多くのユーザーが増えてきているオンラインカジノ。
その人気は年々加速しており、世界的に見ても、2026年ごろまで力強い成長を見せると予想がされています。
Googleでの日本国内の「オンラインカジノ」検索件数でもここ数年でかなりの上昇をしていることがわかります。
検索結果を見ると、2004年から2014年頃まで停滞気味でしたが、2015年ごろから徐々に上昇し、2022年には過去一番の検索件数となっています。
主な原因として、コロナによる影響で、外出することができなくなり、自宅で簡単にスマートフォンで遊べるオンラインカジノに興味を持つ方が増えたためだと思われます。
ちょうどこの時期を境目に、海外のオンラインカジノサイトも多く日本市場向けにサービスを開始しました。
また、日本では、2016年にIR法案(通称カジノ法案)が成立したことをきっかけに、今まであまりなじみのないイメージがあったカジノに対する関心が高待ったのも影響の一つです。
このように、日本ではますますオンラインカジノ市場が盛り上がりを見せていますが、良いニュースばかりで話題を産んだわけではありません。
利用者が増えることにより、それによって起こるトラブルで話題になることもあります。
2022年には、給付金4630万円を誤送金された住民が、そのお金を全てオンラインカジノで使用してしまったと言う事で話題になりました。
山口県阿武町が新型コロナウイルス対策関連給付金4630万円を誤送金した問題で、受け取った20代の住民がそのお金を返却せずにオンラインカジノに使ってしまった事で話題になりました。
オンラインカジノに送金されたお金は、数社のオンラインカジノに送金されていたようですが、多くの金額はオンラインカジノの決済業社が負担して返済をしました。
新着情報 12月27日 18時12分→阿武町誤振込刑事裁判 検察側 懲役4年6か月を求刑
この問題が起こってからというもの、「オンラインカジノ」と言う言葉が毎日のようにニュースで報道されることになりました。
これを受け、2022年6月に岸田文雄現総理は、でオンラインカジノについて「違法なものであり、関係省庁と連携し、厳正な取り締まりをおこなう」との考えを示しました。
この発言は、国内のオンラインカジノユーザーに大きな衝撃を与えました。
今までの認識ですと、海外の正式なカジノライセンスを持つカジノサイトで遊ぶことに関しては、違法性はなく、あくまでも個人の判断で遊べると言うのが常識だったためです。
この事件を機に、多くのオンラインカジノユーザーやこれからオンラインカジノを始めたいと思っていた方々が不安になったかと思います。
実際に、我々みんカジにも多くの方からの問い合わせを受けました。
この記事では、オンラインカジノの違法性や今後について皆様がわかりやすく、安心してオンラインカジノに向き合えるよう解説をします。
オンラインカジノとは?
オンラインカジノとは、インターネット上で遊ぶことができるカジノのことです。
通常のランドカジノと同じように、スロットゲームやブラックジャック、バカラ、ルーレットの様なテーブルゲームを遊ぶことができます。
しかも、ランドカジノの様にわざわざ海外に行く必要がなく、パソコン、スマホから簡単に遊べるため、近年注目をされていて、日本での利用者が爆増しています。
オンラインカジノの歴史
オンラインカジノの歴史は1994年から始まります。
カリブ海にあるアンティグア・バーブーダという国が世界初となるオンラインカジノ運営ライセンスを発行する法律が可決されたのが始まりです。
アンティグア・バーブーダとは

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
同年、世界初のオンラインカジノソフトウェア会社として「Microgaming(マイクロゲーミング)」が設立しました。
Microgamingとは
イギリス領マン島に拠点を置くソフトウェア会社です。
今現在でも、大手のソフトウェア会社として有名で、スロットやテーブルゲーム、ライブカジノなど幅広く扱っています。
大手のオンラインカジノであれば、必ずと言って良いほどMicrogaming社のゲームを導入しています。
Microgamingが遊べるオンラインカジノサイト
翌年の1995年には、ソフトウェア会社のCryptoLogic(クリプトロジック)が設立されました。
同社は安全なオンライン金融取引システムを開発し、これにより、インターネット上で安全に金銭の取引を行えることができる様になりました。
そして、CryptoLogic(クリプトロジック)は1996年に世界初のオンラインカジノサイトである、インターカジノの運営をスタートさせます。
インターカジノはいま現在も世界中にユーザーを抱える大手オンラインカジノサイトです。
オンラインカジノの日本市場に関しては、2000年代から徐々に日本語対応を始めるオンラインカジノが出てくることになりました。
しかし、最初は日本語のサポートの質も悪く、今ほどにオンラインカジノの知名度がなかったため、利用者は多くありませんでした。
日本でオンラインカジノが注目される様になったのは2010年を超えてからです。
2012年に完全日本語対応のオンラインカジノサイトであるワイルドジャングルで、日本人プレイヤーが1億2700万円の配当を獲得したことが週刊誌に取り上げられ、一気に日本での知名度を上げました。
ワイルドジャングルは、24時間完全な日本語対応サポートを実現した老舗のオンラインカジノで、過去に二度も1億円越えの配当を日本人プレイヤーが獲得していることで有名です。
この2010年代から現在に至るまで、多くの日本語対応のオンラインカジが増え、日本人ユーザーでも安心して遊べる環境が増えて行くことになりました。
現在では、国内銀行から簡単に入出金をすることができる様になり、国内には延べ100万~200万人のオンラインカジノユーザーがいると言われています。
今後もますますオンラインカジノユーザーが増えて行くことは間違いないでしょう。
インカジと裏カジノとの違い
上記でも説明した通り、現在日本ではオンラインカジノが注目を浴びており、さらに市場が大きくなっていっています。
しかし、まだまだヨーロッパ圏内などに比べると知名度は低く、オンラインカジノと聞いて、不安を感じられる方も多いと思います。
それは、よくニュースなどで報道される、カジノ店の摘発などの印象が強いからではないでしょうか。
もちろんですが、日本では公営ギャンブル以外での賭博行為は禁止です。
しかし、現在オンラインカジノに関しては、日本国内でプレイすること自体はグレーゾーンとされています。これはオンラインカジノの運営自体が海外のカジノライセンスを持ち、オンラインカジノの営業を許可されているためです。
注目記事→オンラインカジノの税金について
オンラインカジノの違法性に関しての詳細はこちらの『オンラインカジノの違法性』の記事をご覧ください。
では、よくニュースなどで報道される違法なカジノとはなんなのでしょうか?
実は、ニュースで報道されるている、摘発・逮捕されているものの、ほとんどは「インターネットカジノ」や「裏カジノ」によるものです。
俗称が似ているため、混同されやすいですが、インターネットカジノ(インカジ)とオンラインカジノ(オンカジ)は似て非なるものです。
どちらもインターネット上でカジノをやることにおいて違いはありませんが、この二つには大きな違いがありますので解説していきます。
まず、インカジと呼ばれるインターネットカジノについて解説します。
インカジ最大の特徴は、店舗として営業をしていることです。
多くの場合、繁華街の雑居ビルにある場合が多く、ネットカフェの様な佇まいをしているそうです。
そして、店舗の中には数台のパソコンやタブレットがあり、それらを使いカジノゲームを遊ぶシステムになっています。
当然ですが、本来必要な海外のカジノライセンスなどはなく、日本国内でギャンブルができる場を提供していますので、違法となります。
この場合、その店舗で遊んでいたお客も違法となるため、お店側とお客が同時に捕まることになります。
ここでややこしい点なのですが、このインカジで遊べるカジノゲームはたいていの場合、オンラインカジノと同じゲームになっています。
通常の場合、オンラインカジノのゲームは、ゲームを作るソフトウェアの会社とサイト運営会社がしっかりと契約をかわし提供されるもので、カジノライセンスのある会社でしか提供はできません。
しかし、インカジノの様な違法カジノ店は裏のルートでこのソフトウェアを遊べる様にし、お客に提供しています。
当然、全く同じゲームで遊んだとしても、インカジは違法なカジノですので遊ぶことは違法となります。
近年、ニュースなどで取り上げられる、インターネットカジノの摘発はほとんどの場合、このインターネットカジノのことを指します。
次にオンラインカジノについて解説します。
ここで言うオンラインカジノとは、海外のカジノ運営が合法な国で運営をしており、正式なカジノライセンスを保有しているものの事を言います。
インカジ同様に、インターネット上でカジノが出来る点では同じですが、インカジが店舗型で営業するのに対して、オンラインカジノに店舗は存在しません。
いくら海外の正式なカジノライセンスを持っていたからと言って、日本国内で実店舗での営業や、運営をした場合は違法となります。
また、インターネットカジノとは別で、ニュースなどで摘発が報道がされる「裏カジノ」の解説もしていきます。
裏カジノとは違法なカジノ店のことを全般に言う俗称で、そのほかにも「闇カジノ」などとも言われます。
インカジも大きな意味では裏カジノなのですが、ここで言う裏カジノはインターネットを介さないカジノのことを言います。
通常の海外にあるランドカジノと同じ様に、ディーラーがいて、ブラックジャックやバカラなどのテーブルゲームなどをお客に遊ばせる店舗型のカジノです。
インカジ同様、繁華街の雑居ビルやマンションの一室にあることが多く、インカジが流行る前は、ニュースで摘発の報道がある時は裏カジノのことが多く、押収されたカジノのテーブル台の映像がセットでニュースに流れています。
たまに、日本の芸能人や野球選手などが違法賭博で捕まったと言う報道がありますが、その場合裏カジノであるケースが多いため、一定の富裕層に人気なのかもしれません。
当然ではありますが、裏カジノもインカジ同様に違法です。どちらも、売上金は暴力団などの反社会勢力の資金源になっていることが多く、遊んでいるお客も逮捕されます。
これがオンラインカジノとインターネットカジノの大きな違いです。
インカジや裏カジノは明らかに違法であり、遊んだお客も罪に問われます。
誘いがあっても絶対に遊ばない様にしましょう。
・オンラインカジノは海外で運営をしており、正式なカジノライセンスを保有している。
・インターネットカジノは日本国内で店舗を構え営業しており、ライセンスを持っていない。
・インカジ以外にも裏カジノなどがあり、全て違法である。
オンラインカジノのイカサマについて
オンラインカジノと聞いて、よく質問をされることがあります。
それは、オンラインカジノにイカサマはあるのか?という質問です。
結論から言うと、オンラインカジノにイカサマはありません!
と言うよりも、オンラインカジノサイトが不正を行うことは出来ないと言った方が良いかもしれません。
それはなぜか?
これに関しては、オンラインカジノの仕組みに関係があります。
まず、オンラインカジノサイトを運営するには運営会社一つではできず、運営には多くの組織が関わっています。
この組織というのは、大まかに6つの組織があり、それぞれ運営会社、プレイヤー、ソフトウェア会社、ライセンス発行国、決済会社、第三者機関のことを言います。
この6つの組織が連携を取り、ユーザーに安心安全なカジノを提供することができているのです。
各組織の役割
6つの組織のそれぞれの役割を見ていきましょう。
運営会社
オンラインカジノを運営する元になる会社です。
運営会社はユーザーに対して、安全で、公平なカジノゲームを提供する義務があります。
多くのユーザーの個人情報や、資金を管理しなくてはいけないので、そのため、会社自体の社会的信用、経営者社会的信用性などを徹底的に審査されます。
審査の段階で、信用性が薄いと判断された場合はライセンスは愚か、ソフトウェアを提供してもらうことは出来ません。
ユーザー
オンラインカジノを利用する立場の人です。
ユーザーがいなければ、オンラインカジノの運営はできません。
そのため、カジノサイトは色々な手法で、ユーザーに安心して楽しんでもらえる様なサービスを提供します。
また、ユーザーも、カジノサイトにある、利用規約をしっかりと理解した上で、オンラインカジノで遊ぶ義務があります。
マネーロンダリングや、犯罪行為との関わりがない様にするため、カジノサイト側ではユーザーの身分を証明する書類をお止めする場合がありますが、それは、運営会社が犯罪行為などに関わりを持たない様にするためのものでもあります。
ソフトウェア会社
オンラインカジノの運営会社にゲームの提供をする会社です。
ゲームプロバイダーとも言われます。オンラインカジノの運営会社と契約をし、ゲームを提供しています。
日本のパチンコ業界と仕組みは似ています。
パチンコ店で遊べるパチンコ台は一つだけではなく、色々なゲーム会社がたくさんのゲームを作り、色々な店舗にパチンコ台をおろしているのと同じです。
ソフトウェア会社もオンラインカジノの運営会社と同じ様に、カジノライセンスを取得する必要があります。
また、ゲーム内のプログラムやペイアウト率(還元率)など、公平性がある適正なゲームなのかを第三者機関によって監査をしなければゲームをオンラインカジノサイトへ提供することは出来ません。
ライセンス発行国
オンラインカジノのライセンスを許可する国のことです。
オンラインカジノの運営元と、ゲームを提供するソフトウェア会社がオンラインカジノを適正にユーザーに提供する信用性があるのかを審査します。
審査は非常に厳しく、会社の関係者、資本力、将来性などを徹底的に審査します。
このライセンスがない場合、どの様なものでも違法カジノ、違法ゲームプロバイダーと言えます。
日本市場向けのオンラインカジノサイトでは下記のライセンス国が有名です。
MGAライセンス(The Malta Gaming Authority )
マルタライセンスとも呼ばれ、地中海に浮かぶ島国であるマルタ共和国が発行するライセンスです。
2001年に設立され、数あるオンラインカジノライセンスの中でも信用性が高いと言われています。
定期的に抜き打ち調査を行うことで、ライセンスを発行した会社が不正ができないようにチェックをしています。
問題があった場合は即座にライセンスを剥奪される様になっており、発行最初の審査同様、運営を開始したあとも厳しく審査をすることで有名です。
キュラソーライセンス(Curaçao eGaming)
カリブ海に浮かぶオランダ領のキュラソー島が発行するライセンスです。
1996年からオンラインカジノのライセンス発行を開始しており、その歴史は長いです。
老舗のライセンスでありながら、仮想通貨の決済をいち早く許可をするなど、現代にあったライセンスの発行に定評があり
今現在、日本市場をマーケットにするオンラインカジノサイトにダントツで使われているライセンスでもあります。
当サイトでオススメのキュラソーライセンス取得済みのオンラインカジノ
カナワケライセンス(KAHNAWAKE GAMING COMMISSION)
カナワケライセンスは1996年からライセンスの発行を行っている老舗のライセンスです。
カナワケはカナダにあるケベック州のモントリオール近郊にあるモホーク族の居留地のことを言います。
カナワケでは先住民による独自の自治権があり、その法律に基づきオンラインカジノのライセンス発行を行っています。
一度発行したライセンスの有効期間が「2年」と短めなので、定期的にライセンスの更新が必要になることが特徴です。
当サイトでオススメのカナワケライセンス取得済みのオンラインカジノ
決済会社
運営会社と契約し、運営会社とユーザー間の資金のやりとりを仲介する会社です。
主に、クレジットカード決済や電子決済サービスの会社などがそれに当たります。
近年では、国内銀行を使って入金、出金ができる決済会社や、仮想通貨の決済会社も増え、日本人ユーザーにもオンラインカジノが使いやすい様になっています。
もちろん、決済会社の運営会社は運営元の国の許可を得て決済のサービスを行っていますので、違法なカジノサイトとの提携は一切しません。
第三者機関
オンラインカジノのサイトやソフトウェアの会社がユーザーに対して、公平性、安全性のあるサービスを提供しているか監査する機関のことです。
それだけではなく、ギャンブル依存に苦しむ人たち向けのカウンセリングやアドバイスをする期間もあり、こちらの機関と提携しているサイトは、ユーザーのアフターケアまでしっかりとしているということです。
不正なソフトウェアを扱っていないかどうかを確認するには、ソフトウェア会社がライセンスや第三者機関の認証を受けているかも重要になってきます。
この様に、オンラインカジノを運営するにはカジノサイトだけではなく、多くの組織が関わり、厳重な審査や定期的なチェックを行い運営がされています。
もし、オンラインカジノサイトがユーザーに対して不正を行った場合、ライセンス だけではなく、ソフトウェア会社からのゲーム提供もできなくなってしまうでしょう。
そこまでのリスクを負って不正することはありません。
これらがオンラインカジノにイカサマは無いと言える理由です。みなさんがオンラインカジノを選ぶ際はこれらをしっかりとチェックましょう!
・オンラインカジノを運営するには多くの組織が関わっている。
・ライセンスや第三者機関により厳しい審査がある。
・ゲームを提供するソフトウェア会社も同様に厳しい審査を受けている。
みんカジでは、長年海外オンラインカジノ業界で培ってきた経験を生かし、紹介する全てのサイトを徹底的に調査し、皆様に安心してオンラインカジノサイトを楽しんでいただけるサイトのみを厳選しています。